赤旗2022年9月6日付
日本共産党の小池晃書記局長は5日、国会内で記者会見し、報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率が急落している要因について問われ、「統一協会との関係、『国葬』の問題、新型コロナ対応の無為無策などに対する国民の率直な怒りが出ている」と指摘しました。
小池氏は、自民党議員が統一協会との関係を断つことができると思うかについて、「断つことができない」と答えた人がJNNの調査では75%にのぼり、「読売」の調査でも72%だと指摘。「圧倒的な国民は統一協会と自民党との関係を断ち切れないとみている」と強調しました。
また、自民党の茂木敏充幹事長が統一協会との関係をめぐり、党所属の国会議員に求めている「点検」は「調査ではない」と強調していることについて、「自己点検を集約するだけで、地方議員は調べていない。そして、統一協会との関係の頂点にある安倍(晋三)元首相の関係も調べていない。茂木氏が認めるように政党としての『調査』ではない」と批判。「こんな腰の引けた態度だから、自民党は統一協会との関係を断つ決意も構えもないと多くの国民が見抜いている。その結果の内閣支持率の低下だ」と強調しました。
安倍元首相の「国葬」については、「読売」調査で「評価しない」が56%にのぼったとして、「ほぼ全ての主要紙の調査で『評価しない』が過半数になっている。こうした国民の声に真摯(しんし)に耳を傾け、今からでも『国葬』は中止にするべきだ」と述べました。