2022年8月11日付
日本共産党の小池晃書記局長は１０日、国会内で記者会見し、第２次岸田改造内閣について問われ、「岸田首相自身が『骨格は維持する』と言っているように政治の中身自体は全く変わらない」と指摘し、「骨格以外の顔ぶれをいじっただけということでしかない」と批判しました。
小池氏は、統一協会の問題、安倍晋三元首相の「国葬」問題、新型コロナウイルス感染症の広がりによって「まさに国政が行き詰まってきた」と強調。「行き詰まり打開をもくろんだ『行き詰まり改造』と言ってもいいのではないか」と述べました。
同時に「統一協会隠しを意図したのだと思うが、組閣直後から加藤勝信氏、山際大志郎氏など、次々と統一協会との関わりが出てきた」と指摘。「もはや自民党は統一協会と関係のない議員では組閣ができない深刻な癒着があるということが逆に証明されたのではないか」として「『統一協会隠し失敗内閣』だ」と批判しました。
その上で「臨時国会を早期に開会して国政のさまざまな課題について、新内閣に対して所信を問い、議論する場をつくるべきだ」と主張しました。