日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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核に頼らない議論こそ 平和式典で長崎市長が訴え 小池書記局長が献花

2022年08月10日

赤旗2022年8月10日付

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(写真)原爆の犠牲になった人たちを悼み、手を合わせる参列者=9日、長崎市の平和公園

 長崎市主催の平和式典には、被爆者や遺族らと内外の政府、政党代表らが参列。日本共産党の小池晃書記局長が献花しました。

 

 田上富久市長は「長崎平和宣言」のなかで、日本政府と国会議員に対し、「核共有など核への依存を強める方向でなく、北東アジア非核兵器地帯構想のように核に頼らない方向へ進む議論こそ先導して」と訴え。「唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に署名・批准すること」を強く求めました。核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれているなか、核保有国がNPTのなかで約束してきた核軍縮の具体的なプロセスを示すことを求めました。

 

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(写真)平和式典で日本共産党を代表して献花する小池晃書記局長=9日、長崎市の平和公園

 被爆者代表として宮田隆さんは「平和への誓い」を述べ、「核共有論は『力には力』の旧来の核依存思考であり、断じて反対です」と表明。核は抑止にならず、核の傘からの価値観を転換し憲法9条厳守、対話による平和外交を訴えました。「被爆者と全人類の宝」である核兵器禁止条約をバネに子、孫に「核兵器のない世界実現への願い」を引き継ぐと誓いました。

 

 岸田文雄首相があいさつし、核兵器禁止条約に一言も言及せず、オブザーバーとしても不参加だった理由も語らずに、核兵器のない世界を「理想」とし、被爆者の願いに背を向けました。

 

 国連のアントニオ・グテレス事務総長(代読・中満泉軍縮担当上級代表)は、「被爆者の核兵器廃絶の運動、平和と核軍縮へのメッセージは、現在の世界にとって、かつてないほどに力強く、重要だ」と語りました。

 

 式典は、被爆者だけの合唱団「ひまわり」の合唱で開会し、77年前米国が原爆を投下した時刻の午前11時2分に黙とうしました。

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