赤旗2022年7月20日付
日本共産党の小池晃書記局長は19日、国会内で記者会見し、旧統一協会の問題について、「日本共産党は、以前からこのカルト集団の問題を国会でも取り上げ、地域や学園でも問題点を追及してきた」と強調し、高額献金などの被害者救済に全力をあげるとともに、自民党などとの癒着の実態を徹底的に追及していくと表明しました。
小池氏は、旧統一協会は、霊感商法や集団結婚など、社会的に多くの問題を起こし、多数の被害者を生んできたと指摘。「高額な献金の強要や、正体を隠して行う『伝道』は裁判でも違法性が指摘されてきた」と述べました。
また、全国霊感商法対策弁護士連絡会が、全ての国会議員に対して、旧統一協会やその正体を隠したイベントに参加・賛同しないよう求めてきた一方で、自民党など多くの議員が関連団体の集会に参加したり、メッセージを送っていたことが明らかになっていると指摘。「改めて、旧統一協会による献金や『伝道』活動などの問題点を明らかにし、被害者の救済に全力をあげる必要がある」と強調しました。
同時に、「自民党と旧統一協会の癒着や、旧統一協会による政界工作の全容を解明することが必要だ」と強調し、関係者の国会招致なども必要になると表明。安倍晋三元首相銃撃事件との関わりについても真相を明らかにしていくことが求められるとして、「日本共産党としては、今後とも旧統一協会の問題点とともに、自民党との癒着の実態などを含めて、徹底的に追及をしていきたい」と述べました。