赤旗2022年7月9日付
東京・神奈川・埼玉で小池書記局長
（写真）訴える小池晃書記局長（右）、あさか由香神奈川選挙区候補＝８日、横浜市青葉区 |
「１票の力で政治は変えられる」―。日本共産党の小池晃書記局長は８日、東京都、神奈川県、埼玉県の６カ所で演説し、１票を争う大激戦の参院選比例で「５票、１０票と広げ、５人のベストチームを必ず勝たせて」と力いっぱい呼びかけました。最後の１議席を争う東京・山添拓、議席へあと一歩の神奈川・あさか由香、埼玉・梅村さえこ各選挙区候補を最後の奮闘で押し上げてと訴えました。
◆東京 山添候補
町田市、多摩市、八王子市の演説場所には「憲法が、希望。」ののぼりが揺れ、演説に足を止めて拍手を送る人の輪が広がりました。
小池氏は「抜群の論戦力、宝の議席を失うわけにいかない。東京は山添拓、一択だ」と支援を訴え。東京新聞の都民アンケートで、“暮らし優先に予算を”の声が７割の一方、“軍事費を増やせ”は２割にすぎなかったと紹介。「自民党への１票は軍事優先の１票。暮らし優先の日本共産党に託して」と力を込めました。
町田駅前で演説を聞いたフリーランスの女性(４４)は「やっと食べられるようになったのにインボイス制度はきつい。生活を支え、自由を守り、絶対に差別しない共産党を応援したい」と語りました。
多摩市では、初めて投票に行くという高校３年生が「山添さんの国会の動画をインスタで見て気になっていました。ジェンダー平等や同性婚とかいいと思う。たまたま通りかかって聞いてみて、投票しようと思った」と話しました。
◆神奈川 あさか候補
「銃弾ではなく投票で示そう 誰も血を流さないための民主主義を守ろう」。川崎市、横浜市の演説では、安倍晋三元首相の銃撃を受け、ＪＣＰサポーターの女性(３４)が手書きのスケッチブックを掲げていました。
小池氏が「民主主義を守り抜く。この選挙で、暴力やテロは許さないの声を上げたい」と訴えると、ひときわ大きな拍手が。あさか候補が掲げた「８時間働けばふつうに暮らせる社会に」のスローガンは全国に広がったとして「今後こそ国会へ」と訴えました。
あさか由香参院神奈川選挙区候補は、安倍晋三元首相への襲撃について「暴力で言論を封じることは絶対に許せない」と強く抗議し、「あと２日間、言葉の力を信じて政策を訴えます」と力説。「私は子どもたちに『戦え』などと言う政治を変えたい。子どもたちが明るい未来を望める社会をいっしょにつくりましょう。選挙でみなさんの思いを１票に託してください。みんなが政治に参加することこそがこの社会を変える一番の力です」と訴えました。
青葉台駅前で聞いた横浜市の女性(７５)は「自由や民主主義を守るためにも暴力はだめ。軍事費２倍で暮らしが脅かされる。平和がかかった選挙なので最後まで共産党を伸ばしたい」と語りました。
◆埼玉 いわぶち候補 梅村候補
夕方の川口市・川口駅前ではデッキを埋めた人たちが演説にさかんな拍手を送りました。
小池氏は、新型コロナウイルス感染が広がるなか、公立・公的病院の統廃合などを進める岸田政権を批判し「本気でケアを支えるコロナに強い国に変える願いを共産党に」と力説。いわぶち友候補は「原発事故さえなければ守れた命があった」と原発関連で８０回以上質問してきた「絶対に国会に必要な人」と述べ比例５議席の絶対確保を訴え。大激戦の埼玉選挙区では消費税のスペシャリスト・梅村候補を国会に送り消費税減税の実現をと力を込めました。
いわぶち友候補は、ウクライナ危機のもとで大軍拡が進められようとしていると指摘。「医療・教育にもっと予算を回しましょう。共産党への１票は、大軍拡をさせない、戦争を許さない１票になります」と訴えました。
梅村さえこ候補はこの間取り組んできた子育てや校則のアンケートに寄せられた「なぜ下着の色まで検査されるのか」などの声を紹介し、「だれもが自分らしく生きられる、新しい政治の扉を開きましょう」と訴えました。
川口市の高校教員の男性(６２)は「貧しい人を生活苦に追い込む消費税は減税すべきだ。暮らしを守るために負けられない」と語りました。