赤旗2022年7月7日付
日本共産党の小池晃書記局長は6日、大阪府内5カ所を駆け、「1票を争う大激戦の参院選比例で、あと5人、10人と『比例は共産党』と広げに広げ、比例5議席を必ず実現させてください。カジノ推進と改憲・暮らし壊しを止めましょう」と訴えました。大阪選挙区では、自公と維新による議席独占を許さず、議席奪還へ猛追している、たつみコータロー候補を何としても押し上げようと力を込めました。
小池氏は、改憲・大軍拡で平和も暮らしも壊す自公政治とともに、自民党を右へ引っ張る日本維新の会を批判し、「維新は『核共有』だ、原子力潜水艦を持て、原発再稼働だと、核、核、核だ。自公政権に加え、維新政治にも厳しい審判を下そう」と力説。「維新の松井一郎代表は『自民党をぴりっとさせる』と言っているが、ぴりっとさせたら元気になってしまう。自民党は退治しなければならない。自民党政治を変える特効薬は共産党の躍進だ」と強調しました。
さらに、コロナ禍や物価高で格差と貧困がさらに深刻になるなか、維新・松井氏が「日本は資本主義なので格差はある。受け入れるべきだ」と発言した問題を挙げ、「維新は“もっと首切りしやすく。非正規雇用増やせ”と、弱肉強食、自己責任をあおっている」と批判。実質賃金が2カ月連続でマイナスとなり、新型コロナウイルスの第7波が危惧される下、ますます賃金が減る危険があるのに、実効性ある対策を取らない自公政権では暮らしは守れないとして、「共産党を伸ばし、暮らしを守る物価対策の特効薬、消費税5%への減税を直ちに行い、政治の責任で賃金が上がる国にしよう」と呼びかけました。
小池氏は、維新は「身を切る改革」を宣伝しながら、政党の最大の収入源である政党助成金には一言も触れないとして、「本気で『身を切る』つもりがあるなら、共産党が国会に提出した政党助成金廃止法案に賛成すべきだ」と指摘。岸田自公政権に厳しい審判を下すとともに、与党にすり寄る維新や国民民主党などによる翼賛体制づくりに警鐘を鳴らし、「自由と平和を貫いて100年、逆流に正面から立ち向かう日本共産党を伸ばしてください」と力を込めました。
小池氏は、大阪選挙区について「調査力も論戦力も行動力も抜群、三拍子そろった熱い政治家だ。改選4議席をカジノ推進・改憲の維新、自民、公明で独占させるわけにはいかない。本気でカジノ推進を止め、暮らしと憲法を守るたつみ候補の議席がどうしても必要だ」と強調し、いっそうの支持拡大を訴えました。
松原市では、自民党支持だという男性(22)が「大阪選挙区で維新に2議席を取らせたくない。政党助成金をもらっていない共産党が、『身を切る改革』をうたう維新を一番批判できるので、今回はたつみさんに頑張ってほしい」と話しました。
たつみ候補訴え
たつみコータロー大阪選挙区候補は「格差と貧困の解消は私の政治の原点」として8000件の生活相談にのってきたことにふれながら、「命と暮らしを守るのは政治の責任」と力説。格差を拡大させてきた自公政治と、格差を受け入れろという維新政治を厳しく批判