赤旗2022年7月6日付
日本共産党の小池晃書記局長は5日、金沢市、富山市、新潟市で演説し、1票を争う大激戦の参院選で「比例は日本共産党」と広げぬき、5議席確保で、「大軍拡」「憲法9条変えろ」の大合唱を止める選挙にしようと力を込めました。金沢市では西村ひろし石川選挙区候補、富山市では坂本ひろし富山選挙区候補への支援を訴え。新潟市では市民と野党の共闘の森ゆうこ新潟選挙区候補(立憲民主党)の勝利を呼びかけました。
小池氏は、山際大志郎経済再生相が「野党の人からくる話は何一つ聞かない」と述べながら、撤回もしないことをあげ、「議会制民主主義の否定、独裁政治の宣言だ。大臣の資格はない。おごり高ぶる自民党に怒りの1票をつきつけよう」と訴えました。
さらに自民党の麻生太郎副総裁が4日、ロシアのウクライナの侵略に触れ「子どもの時…弱い子がいじめられる」「国も同じ。強そうな国には仕掛けてこない。弱そうな国がやられる」と述べたことを批判。「弱いからといじめられない社会をつくるのが、政治の仕事ではないか」と力を込めました。
「軍事力が強ければ何をしてもいいのか。そんな世界との決別が、戦後の出発点だ」と述べ、主権の侵害や武力行使を禁止した国連憲章を踏みにじるロシアのプーチン大統領と同じではないかと指摘。「こんな政治をこのままにしておけない。軍事、軍事の大合唱を止めよう。比例は共産党で、戦争を止める選挙にしよう」と力説すると、「そうだ」の声と拍手が起こりました。
小池氏は、エネルギー自給率10%という日本の現状を指摘し、「エネルギーの外国頼みは危険だ。原発頼みはもっと危険だ」と強調。福島原発事故の苦しみが続く中、原発再稼働を訴える自民、公明、維新、国民民主などを厳しく批判し、「原発ゼロを決断し、100%国産の再生可能エネルギーと省エネルギーを進め日本の未来も地球の未来も救おう」と呼びかけました。
候補者が訴え
西村ひろし参院石川選挙区候補は「『戦争はダメ』の声に応える。9条生かした平和外交を」と語りました。坂本ひろし同富山選挙区候補は「大学の学費を半分に。若者を応援する社会を切り開く」と決意表明。西沢ひろし参院比例候補は「物価高騰で大変。消費税減税で暮らしを守れの声を共産党に」と呼びかけました。
新潟では森ゆうこ参院選挙区候補の代理で、森選対本部長の菊田真紀子衆院議員が駆けつけました。新潟県の共産党に「野党の1議席、女性の1議席死守へご奮闘と、献身的な努力をいただいている」と心からの感謝を述べ、「みなさんとともに、最後まで死力を尽くす」と訴えました。市民連合@新潟の磯貝潤子共同代表が連帯のあいさつをしました。