赤旗2022年7月4日付
あさか候補訴え
日本共産党の小池晃書記局長は3日、東京都、神奈川県の4カ所で街頭演説し、一票を争う大接戦の参院選比例で日本共産党の5議席必勝とともに、議席を争う大激戦の東京選挙区の山添拓、神奈川選挙区のあさか由香両候補を押し上げてと力を込めました。
買い物袋を手に足を止めて拍手をしていく人なども多く、会場は熱気に包まれました。「政治の責任で賃上げを」の訴えに、東京都江東区・豊洲駅前で演説を聞いた同区の女性(27)は「これから値上げがひどくなるので不安。軍事費を増やして社会保障を減らすのはおかしい。ぜひ賃上げを」と語りました。
小池氏は、物価高騰の特効薬として、消費税減税・インボイス中止とともに賃上げが必要だと強調。同日のNHK「日曜討論」で岸田文雄首相が賃上げ策を聞かれ「雰囲気づくりに全力を挙げる」と述べたことをあげ、「政治の仕事は雰囲気づくりではない」と批判し、政治の責任で具体的な賃上げ政策を示すことが必要だと訴えました。
その上で、大企業の内部留保に課税し、中小企業を支援して最低賃金を時給1500円に引き上げる党の政策を紹介。岸田首相が大金持ち優遇の金融所得課税の見直しなどを言わなくなったと述べ、「自民党は財界・大企業にヒモつきのお金をもらっているからモノが言えない。ならばヒモつきのお金を一切受け取らない日本共産党に暮らしを支え、経済をたてなおす仕事をやらせて」と訴えました。
小池氏は「自由に対するひどい攻撃がされている」と述べ、自民党の比例候補が「家族の形が外国からの勢力に変えられようとしている」「同性愛とかで、家族ができないで子どもたちに日本を引き継げるのか」などと演説していると批判。「多様な生き方をお互いに認めるのが民主主義だ。世の中を一色に染め上げ、国のために尽くすような子を育てていくというのが自民党ならば、そんな未来は絶対にだめだと選挙で示そう」と語り、「自由と平和」を100年貫いてきた共産党勝利を呼びかけると、集まった人たちが大きな拍手で応えました。
山添候補訴え
山添拓東京選挙区候補は「大企業からお金をもらうことは政治のゆがみの温床になる。企業から献金を受け取らない日本共産党を伸ばして、大企業にも負担を求め、賃上げをさせていく政治に変えよう」と訴えました。