赤旗2022年6月24日付
日本共産党の小池晃書記局長は23日、北海道旭川市、小樽市で街頭演説し、「物価が上がっているのに年金を下げ、消費税は下げない。こんな政治を変えよう」と力を込め、参院選比例で日本共産党を広げ、いわぶち友候補はじめ5人のベストチームの必勝、北海道選挙区ではたやま和也候補の勝利を呼びかけました。
小池氏は、深刻な物価高騰対策の特効薬は消費税減税だと力説しました。ところが自民党の茂木敏充幹事長が「消費税を減税すると、社会保障財源を3割以上カットしないといけない」と主張したことについて「財源を持ち出して国民を脅迫するものだ」と批判。一方で軍事費5兆円増を言うときは財源を示さないとして、「あまりに身勝手で無責任だ。富裕層・大企業減税をやめれば消費税減税の財源はつくれる」と訴えました。
自民党の高市早苗政調会長が値札の付け替えやシステムの変更が大変だと発言したことについても、「複数税率にしてインボイスを導入する方がよほど複雑で大変だ。消費税を5%にしインボイスをやめるのが一番簡単だ」と指摘。世界91の国と地域が何らかの形で消費税減税を行い、共産党も国会に消費税減税とインボイス撤回法案を提出したことを紹介し、日本共産党、はたやまさん勝利で実現させてと呼びかけると大きな拍手が起こりました。
小池氏は「『国を守る』というのであれば、日本と北海道の食と文化と環境を支えてきた農林漁業を守ることこそ政治の責任だ」と強調。「憲法を守り抜き、絶対に戦争させない。自衛隊員を戦場に送らない。暮らしを支え、本当の経済成長を実現するために比例は共産党と広げて」と熱く呼びかけました。
いわぶち候補
小樽
小樽市で、いわぶち候補は「福島原発事故さえなければ失うことのなかった命があり、当たり前の暮らしがある。この言葉を胸に声と実態を政府に届け、原発ゼロの決断を迫ってきました。原発再稼働に固執する岸田自公政権を許すわけにはいきません」と批判。「泊原発は廃炉にして、再生可能エネルギー、省エネを進める仕事を私にやらせてください」と訴えました。
はたやま候補
旭川・小樽
はたやま候補は「平和の問題でも、暮らしの問題、経済の問題でもこれだけ多くの矛盾が広がっているもとで、おとなしい野党では政治を変えられないではありませんか。フラフラしないで、きちんと道民の立場で頑張る、それが日本共産党だと私は胸を張って訴えます」と力を込めました。