赤旗2022年6月23日付
「オール沖縄」のイハ洋一議員が必勝を目指す参院沖縄選挙区(改選数1)で、日本共産党の小池晃書記局長は22日、那覇市で行われたイハ氏の出発式に駆けつけました。小池氏は、「共産党は沖縄選挙区を最重要選挙区と位置づけて『オール沖縄』の皆さんと勝利を目指します。イハさんを何としても勝たせよう」と訴えました。
小池氏は、「イハさんは170回を超える質問を通じて、県民の命と暮らしを守る先頭に立ってきた」と紹介。一方、辺野古新基地建設容認を明言する相手候補について、「沖縄の声を聞かず、中央政府の声で動くような議員などいらないではないか」と強調しました。
また小池氏は、岸田首相が21日の党首討論で、沖縄の基地負担軽減が「県民の反対で進んでいない」と述べたことについて、「とんでもない発言だ。県民に責任を押しつけるのは決して許されない」と批判しました。
政府が進める敵基地攻撃能力保有や南西諸島のミサイル網強化などの軍拡を批判。「明日は『慰霊の日』だ。沖縄を再び戦場にするようなことは絶対に許してはならない。政治の仕事は戦争を未然に防ぐ外交努力を徹底してやることだ」と強調しました。「『命どぅ宝』。その願いを、党派を超えイハさんに集めてください」と呼びかけました。
イハ氏は、「県民は辺野古新基地ノーだとしっかり示し、知事選でデニー知事の2期目の再選を勝ち取り、日米政府に新基地はできないと思い知らせよう」と表明。デニー知事は、新たな建議書をまとめるにあたり、イハ氏の国会質疑が励ましてくれたと述べ、「イハさんの存在を多くの県民、若い人たちに、これからの時代を任せられる人はイハさんしかいないと伝えてください」と強調しました。
国政野党や県政与党会派の議員、労組代表ら「オール沖縄」がそろって必勝を訴えました。