赤旗2022年6月19日付
参院選公示前 最後の週末
参院選公示(22日)前最後の週末となった18日、各党が選挙本番並みの活動を展開しました。日本共産党は小池晃書記局長、田村智子副委員長(比例代表予定候補)は東京都内で、山下芳生副委員長が奈良県、倉林明子副委員長が京都府、穀田恵二国対委員長が山口県でそれぞれ比例・選挙区予定候補者とともに党躍進を熱く訴えました。党支部・後援会、JCPサポーターも全国各地で宣伝、対話・支持拡大に猛奮闘。同日夜には、与野党9党首によるネット討論会が行われ、志位和夫委員長が出席し、各党党首と論戦を交わしました。
都内3カ所で街頭演説した小池氏は、改憲・暮らし破壊を進める自民、公明、維新、国民民主の「翼賛勢力」と日本共産党との対決を詳しく語り、「共産党を伸ばせば政治は必ず変わります」と訴え。JR中野駅前の演説に足を止めた八王子市在住の男子学生(22)は「学費が高くて大変。(自民党が)軍事費を2倍にするなんて話は初めて聞いた。もらった(共産党の)ビラをみて投票先は考えたい」と語りました。
埼玉、神奈川など大激戦の各選挙区で若者や子育て世代と語り合う街頭トークや宣伝など多彩な活動が取り組まれました。東京・有楽町イトシア前では「ジェンダー平等の日本へ 本気で取り組む政治を」(党都委員会など主催)というジェンダー街宣が行われ、田村氏らがスピーチしました。
日本共産党の訴えが届けば共感、支持の声が返ってくる情勢です。大阪選挙区では、たつみコータロー予定候補が1分以内にすべて答える「市民で質問マラソン」で原発問題など質問が次々。選挙権を持って初めての投票という住吉区の女性(18)は「武力ではなくて話し合いで平和的に解決する具体的なビジョンがあることを初めて知った」と話し、「赤旗」電子版無料キャンペーンに申し込みました。
他党も本番並み
他党幹部も18日、各地で街頭演説。岸田文雄首相は山形市で、物価高騰は「有事の高騰」でロシアのウクライナ侵略が原因だと主張。アベノミクスの「異次元の金融緩和」が異常円安・物価高騰を招いたことに無反省な姿勢を示しました。
公明党の山口那津男代表は兵庫県内で演説。ウクライナ侵略に乗じて「防衛力が今のままで通用するかどうか、しっかり点検して強化したい」と軍拡を主張しました。日本維新の会の松井一郎代表は北海道で原発再稼働を主張。「野党第1党の力を与えてください」などと述べました。