赤旗2022年6月14日付
森本氏「ひどい」と応じる
TBSラジオ
13日放送のTBSラジオ番組「森本毅郎・スタンバイ!」で、日本共産党の小池晃書記局長が参院予算委員会(5月31日)で追及した「全国郵便局長会」の局長養成マニュアルについて時事通信の山田惠資解説委員が詳しく紹介し、森本氏が「これ(マニュアル)はひどい」と応じる一幕がありました。
「(参院)選挙前なので、ぜひ指摘しておきたい」と切り出した山田氏は、マニュアルが郵便局長に推薦する人に政治活動の必要性を教え、配偶者まで面接して家族ぐるみの自民党支持を求めていると指摘し、「全国郵便局長会が認めた人しか局長にしないとなると採用・昇進差別にも当たるというのが小池さんの問題意識だ」と説明しました。森本氏も「誰でもそう思う」と応じました。
さらに山田氏は、衣川和秀日本郵便社長が小池氏にマニュアルの存在を認めながら「人物本位で選考している」と強弁したことについて「かなり矛盾している」と批判。森本氏も「その理屈は通らない」と断じました。
山田氏は、不偏不党であるべき公的業務を担う郵便局長の“集票マシン”扱いが常態化し、マニュアルまでつくっているのは「露骨すぎる」と批判。所管する金子恭之総務相が小池氏の追及に「個別の事業、人事に関すること」だと逃げ回り、岸田文雄首相も「必要があれば対応する」などと言いっ放しのままだとして、他の野党も連携して追及することが「もっとあっていい」と語りました。