赤旗2022年6月3日付
日本共産党の小池晃書記局長は2日、国会内で記者会見し、参院選1人区での日本共産党の対応について報告しました。
小池氏は、今回の参院選1人区で党公認候補を擁立しない選挙区は、青森、岩手、宮城、福島、新潟、長野、山梨、三重、愛媛、熊本、沖縄の各県とすると報告。鹿児島県については現在最終調整が行われており、鹿児島県を含めた場合は12選挙区で党公認候補を擁立しないと述べました。
小池氏は「これらの選挙区では、地域の条件に応じて立憲民主党の公認候補、あるいは推薦候補の勝利のためにわが党が全力をあげることができるよう、対等平等・相互尊重の対応を立憲民主党に強く求める」と強調しました。
また小池氏は、それ以外の1人区ではすべて党公認候補を擁立して選挙に臨むと表明。その中で、山形、岐阜、和歌山、高知・徳島、大分の5選挙区では立憲民主党が候補者を擁立していないとして「この5選挙区では可能な限り、党候補の勝利のために協力をと立憲民主党に求めた」と語りました。
報告の内容については、1日に立憲民主党の西村智奈美幹事長に会って直接説明したことも報告しました。
小池氏は、32の1人区すべてでの一本化にならなかった理由を問われ、「立憲民主党とは『勝利する可能性の高い選挙区を優先して候補者調整を行う』と合意し、協議してきた結果だ」と述べ、「わが党は、市民と野党の共闘が次につながる成果を収めることができるよう全力をあげたい」と語りました。