赤旗2022年3月23日付
日本共産党の小池晃書記局長は22日、国会内で、同日の2022年度予算成立を受けて記者会見し、「新型コロナウイルス感染拡大への対策が全く不十分である上に、社会保障、暮らしの予算削減の一方で、大軍拡を進めるという、国民には冷たく危険な予算だと指摘してきた。予算は成立したが、引き続き国会で岸田政権の問題点を追及しながら、わが党の対案も示し、論戦に臨んでいきたい」と表明しました。
衆参両院で同予算に賛成した国民民主党との参院選での協力について問われた小池氏は、「われわれは野党は何でも反対すべきだとは思っていない」としつつ、「当初予算への賛成は、税制、財政、経済政策、エネルギー政策、社会保障、外交安全保障、教育行政などあらゆる分野の課題で岸田政権の全体像を信任、支持したことになる。それはもはや野党ではなく与党だというのは、私たちだけではなく、一般的にそういう理解になるのではないか」と指摘しました。
その上で、「国民民主党と選挙協力を行う条件はなくなった」と強調しました。