赤旗2022年3月4日付
日本共産党は3日、22都道府県の委員長会議を3会場に分かれてオンラインで開きました。4日には同様に他の25県の県委員長会議を開きます。会議の目的は、参議院選挙闘争本部の「訴え」(3日付掲載)をふまえて、とりくみの現状と問題点、教訓について率直な自己検討を行い、第4回中央委員会総会が提起した3月までの課題をやりきる政治的構えをつくることです。
第1会場には、志位和夫委員長、小池晃書記局長・参議院選挙闘争本部長、浜野忠夫副委員長らが参加し、小池氏が問題提起を行いました。
第一は、3月の活動をどう位置付けるのかということです。
「訴え」は、3月活動について4中総決定を振り返り、「この3月を、わが党の命運がかかった正念場の月と位置づけ、何としても4中総決定と幹部会決議を力に、とりくみの一大飛躍を勝ちとろう」と位置付けています。とりくみの現状をどう打開していくのかが一つの大事なテーマだと述べました。
第二は、小池氏が2月22日に行った「緊急の訴え」の問題提起の中心点をめぐる率直な討論を行うことです。
「参院選必勝モード」について具体的な手だてがとられているかなどについて、経験とともに悩みも率直に出し合い、一緒に考えていこうとよびかけました。
第三は、先進的な活動の交流です。
討論では、ロシアによるウクライナ侵略とのたたかいで党と綱領の値打ちを改めてつかんだ経験や、「参院選必勝モード」をつくるうえで幹部会決議を全党に徹底することの重要性、「はてな」リーフの活用が反共攻撃を打ち破るうえで決定的になっていることなどが出されました。
志位和夫委員長が情勢問題について発言。ウクライナ問題で国連総会がロシア非難決議を圧倒的多数の賛成で議決した意義を語るとともに、「日本維新の会」が政府に対して「核共有」を提言したことをきびしく批判し、翼賛体制を許さない国内でのたたかいのなかでの党の役割について強調しました。