赤旗2022年2月11日付
10日に開かれた都道府県委員長会議で、小池晃書記局長・参院選闘争本部長は討論のまとめを行い、「幹部会決議の前提として、第4回中央委員会総会決定の徹底が土台だと改めて強調したい」と語りました。
小池氏は、4中総を徹底してこそ幹部会決議は力を発揮するとして、「総選挙総括と参院選方針は一体のものであり、“総選挙の総括は脇において参院選挙”では力を発揮することにはならない」として、引き続き4中総決定の徹底と「党旗びらきあいさつ」の活用をよびかけました。
参院選での党躍進の三つの意義にかかわって、小池氏は、京都府委員長が「さらっと流さずに、全党の共通の決意にしないといけない」、岩手県委員長が「さっと議論するのではなく、きちっと議論する」と発言したことに触れて、「胸に落ちるまでじっくり議論することを強調したい」と述べました。その上で、党躍進に突き進むために、急いで党内に徹底しようと訴えました。
同時に、志位和夫委員長の発言に触れて、日本共産党の躍進こそが共闘を大局的に発展させる力をもつことは、2013年から15年の経過で明らかだと指摘。「強調したいのは、党内だけではなく、党外の方にもこのことを広げていくことだ。共闘の発展を真剣に願っている人々に、“そのためにも今度の参院選は、日本共産党を躍進させてほしい”と正面から訴えよう」とよびかけました。
積極的支持者づくりで、選挙の大戦略にすえる上での「はてなリーフ」の役割について、小池氏は、「なぜ大戦略にすえなければならないか。反共攻撃の嵐は、選挙中に吹き荒れただけではない。選挙後も拡大され、沈殿している。これを押し返す大作戦が必要だ」と指摘。同時に、「やられたから仕方なくやる」ということではないとして、京都府委員長が「二つの異常をただす民主的改革の国民的合意をつくる、この党綱領の真価が問われている局面だ」とした発言に触れ、「綱領実現のうえでも絶対に避けて通れない課題、活動だからこそ大戦略にすえて、攻勢的に取り組もう」と述べ、「この取り組みは、参院選だけでなく、中間地方選挙の勝利のためにも絶対不可欠だ」と強調しました。
最後に小池氏は、党員拡大・世代的継承の問題で、高知県委員長が「簡単にはできない、系統的に、選挙があろうがやる、選挙でもあいまいにしない。同時に、体制も強化し、系統的に援助できる仕組みをつくる」と述べたことに触れて、「『中断』している党員拡大の運動を起こすためには、県委員長を先頭にした自覚的な取り組みがどうしても必要だ。お互いに、そのために知恵も力も尽くそう」とよびかけました。