赤旗2022年2月4日付
愛知県議補選・豊橋市区 小池書記局長訴え
6日投票の愛知県議補選・豊橋市区(定数2、立候補3)で日本共産党の、しもおく奈歩候補を勝利させ、全国唯一の党県議空白克服を必ず―。小池晃書記局長は3日、豊橋駅前に駆けつけ、「若者・女性・県民の声を届ける、しもおく奈歩。豊橋の宝を県議会へ」と力強く呼びかけました。
6日投票
しもおく候補は、最低賃金1500円や学費半額など若者の声に寄り添う活動を続けてきたと訴え。性暴力被害の相談窓口を記載したカードを県内全ての高校生に配布したことなども紹介し、「県民の声を届ける議席を必ず県政に取り戻す」と決意を語りました。
小池氏は選挙の対決構図について「新型コロナウイルスから県民の命を守ることを最優先にする県政に変える日本共産党か。コロナ対策そっちのけで、リコール運動で県政を混乱させてきた減税日本か。答えははっきりしている」と訴えました。
小池氏は県議会について「3年前に共産党が議席を失ってから、本会議では賛成討論も反対討論もなく、知事の提案に『異議なし』。まるで翼賛議会だ」と批判。共産党の議席があった4年間で92件だった住民請願がこの3年間では9件しか審議されていないことを告発し、「消費税減税や保育の充実などを求める声が届かなくなっている。共産党の議席を取り戻し、県民の声が届く県政に変えよう」と力を込めました。
県政については、財政力が全国2位にもかかわらず、その力が大企業への100億円もの補助金や中部国際空港の拡張、リニア新幹線などに使われていると批判。さらに自公政権直結県政の下で、県立・公立病院の廃止や病床削減が進められる中で、人口当たりの病床数は全国45位、保健師数は40位、看護師数は42位になっていると示し、「『ケアに冷たい政治』がコロナに弱い県にしてしまった。ケアに冷たく、ジェンダー平等、気候危機対策にも後ろ向きの県政を豊橋から変えよう」と呼びかけました。
また小池氏は、岸田政権が過去の侵略戦争や植民地支配の反省を投げ捨て「韓国との歴史戦」をたたかうなどと述べていることに触れ、「歴史はたたかうものではない。過去の事実をありのまま認め、アジアの人々と本当の信頼関係をつくることこそ政治の役割だ」と強調。政権も与党も9条改憲の策動を強めていると指摘し、「それを国会であおりにあおっているのが日本維新の会だ。そんな維新に推薦される減税日本の候補には負けるわけにはいかない。憲法9条を守る1票は、しもおく奈歩さんに」と訴えました。
すやま初美参院愛知選挙区予定候補も訴えました。