赤旗2021年10月28日付
|
|
|
日本共産党の小池晃書記局長は27日、埼玉・越谷、川口両市、東京・町田市を駆けめぐり、「総選挙は『野党共闘対自公』の対決構図がはっきりとし、全国で大激戦。ここまで来たら結果を出さないといけない。政権交代を実現しよう。そのためにも日本共産党を比例で必ず躍進させてください」と熱く訴えました。川口市では2区の野党統一候補・日本共産党のおくだ智子候補の必勝を訴えました。
いずれの街頭宣伝でも、足を止めて演説を聞く人が相い次ぎ、聴衆の輪が広がりました。
小池氏は越谷・川口両市で、「北関東ブロックは1票を争う大激戦・大接戦。2議席へと猛追している。5人、10人と支持を広げ、持てる力を総発揮して勝利を勝ち取ろう」と訴え。「カギを握っているのは、北関東ブロック最大の有権者数の埼玉。歴史的チャンスを議席に結びつけるには、埼玉の皆さんの力が必要だ」と強調しました。そして「7期21年、緻密な論戦で政府を追い込んできた野党共闘の要の塩川鉄也さんの宝の議席、必ず守り抜いてください。『消費税なくせ』一筋にがんばってきた梅村さえこさんも、前回の雪辱を果たし必勝を」と呼びかけると、聴衆は歓声と拍手で応えました。
小池氏は、科学的見地に基づくコロナ対策の転換を強調。安倍政権によるいわゆる「アベノマスク」などの布マスク約8300万枚が配布されないまま倉庫に保管されていたことが会計検査院の調査で明らかになり、その額が約115億円に上るとの報道を紹介し、「非科学的対策の典型だ」と厳しく批判しました。
また、埼玉県の保健所が23から13に減らされ、コロナで大変な状況に陥ったと指摘。コロナ前から同県は医師数が全国最低で、「県が県立大学医学部の設置を求めても国は認めなかった」と批判し、「コロナ危機に反省のない自公政権は選挙で審判を下し、政権交代で命とくらし最優先の政治に転換しよう」と訴えました。
■越谷
南越谷駅前で、比例北関東ブロック候補の塩川鉄也前衆院議員は、自公政権による格差と貧困の拡大を批判し、「時給1500円以上が世界のトレンドだ。政権交代で8時間働けば普通に暮らせる社会を実現しよう」と呼びかけました。
日本共産党の赤岸まさはる(13区)、田村つとむ(14区)両小選挙区候補が必勝を誓い、3区の山川百合子野党統一候補(立憲民主党)事務所長があいさつ。日本共産党の金子まさえ・越谷市議補選候補が訴えました。
■川口
川口駅前で、小池氏は、「元気印のおくださん、市議4期・県議1期と実力は試されずみ。市民と野党の共同候補として支持を広げてください」と呼びかけました。
おくだ候補は「政治の責任として、性暴力の根絶に力を尽くす。国会に送り出して」と訴えました。
■町田
町田駅前で、小池氏は「東京ブロックは1票を争う大激戦。2議席を絶対確保し、3議席を奪還し、4議席に挑戦している」と述べ、比例躍進を訴えました。
小池氏は、立民の伊藤しゅんすけ野党統一候補(23区)と石川大我参院議員、町田・生活者ネットワークの渡部真実市議、社民党の佐久間むつみ元都議、日本共産党の早川かん前23区候補らと並び立ってアピール。伊藤氏は「候補者一本化のために(出馬を取りやめた日本共産党の)早川かん候補に感謝を申し上げます」と述べました。