赤旗2021年10月25日付
日本共産党の小池晃書記局長は24日、JR札幌駅前で、衆院比例北海道の、はたやま和也候補の議席奪還を訴え、「比例は一票を争う大激戦。はたやまさんは議席奪還に猛追し、あと一歩です。『比例は共産党』と広げぬき、北海道から政権交代を。全道で力をあわせがんばりぬこう」と呼びかけました。
駅前には、「なにより、いのち」のプラスターが並び、多くの人が足を止めました。「マニフェストをください」と自転車を止めるウーバーイーツの配達員も。
戦争させない市民の風・北海道の山口たか共同代表が応援し、橋本みか北海道5区候補が決意表明しました。
はたやま候補は「前回はわずかの差で議席を失った。共産党の北海道の一議席は政権交代の力。国会と道民を結ぶかけ橋の力。どうか勝たせて」と力強く訴えました。
小池氏は「国会に、はたやまさんがいれば。そんな思いを何度もした」と語り、「TPP(環太平洋連携協定)などで農業を壊し、鉄路を奪い、核のゴミを札束の力でおしつける。こんな政治とたたかい、道民の思いを届ける政治家が必要です」と力説。北海道の衆院議席数は与野党半々だとして「はたやま勝利で北海道の与野党逆転を。北海道の野党共闘の屋台骨になってもらおう」と訴えました。
「自民党では北海道の農業は守れない」と述べた小池氏。米価暴落で危機に瀕(ひん)するコメ作りを守るため、余剰米を政府が買い取り市場から隔離する措置を要求。赤潮による秋サケ、ウニの深刻な漁業被害への緊急支援も呼びかけました。
政府が閣議決定した第6次エネルギー基本計画が今ある原発を全て稼働することが前提となっているとして「岸田政権による泊原発の『再稼働宣言』だ。こんな政治を認めるわけにいかない」と強調。気候危機打開の党の2030戦略を紹介し「地球の未来を守り、若者の未来も守る道を進もう」と力を込めました。