赤旗2021年10月12日付
渋谷駅前
日本共産党の小池晃書記局長は10日、東京・渋谷駅前で演説し、「政権交代のためにも、新しい政権を支えるためにも、『比例は共産党』と広げて、勝たせてほしい」と訴えました。
小池氏は、新型コロナの拡大は、医療や介護、ケアに冷たい政治がもたらしたと指摘し、中等症でも入院できずに「自宅療養」とした政府方針について「療養ではなく放置だ」として、入院できずに命を落とすことは「人災だ」と批判。自宅ではなく病院で医療が受けられるようにすることや、ワクチンと一体の大規模検査の実施とともに、店をつぶさない補償、失業者をつくらない対策、くらしを支える支援が必要だと訴えました。
小池氏は、安倍・菅政権9年間で消費税が2倍になったと批判。「世界では62カ国で、コロナ対策で消費税の減税をしている。これが常識だ」として、「日本でも政権交代で消費税は減税を。“増税は大企業・富裕層に”と米国バイデン政権も打ち出している。日本でも実現しよう」と力を込めました。
渋谷駅前で「動物の命を守ろう」と宣伝していた若者のグループに向けて「人と動物が共生する社会をつくろう」と呼びかけると、「がんばってー」と声援が飛びました。
衆院東京比例の坂井和歌子予定候補は「子どもたちの未来に負の遺産を残さない。お金の心配なく学べる社会へ、大学の入学金制度を廃止し、学費を半額にしよう」と訴えました。