赤旗2021年9月27日付
清水・こむら予定候補
日本共産党の小池晃書記局長は26日、目前に迫る総選挙に向けた兵庫県オンライン演説会で、「比例はどこでも必勝区。比例近畿ブロックで4議席を絶対回復し、兵庫県46万票の獲得でこむら潤予定候補を国会へ。日本共産党の躍進と、市民と野党の共闘で政権交代を実現し、医療・介護を切り捨てる新自由主義の政治を終わらせよう」と訴えました。小池氏は質問に答える形で演説しました。
小池氏は、前尼崎市議のこむら氏が、市議会での初質問でジェンダー平等問題をとりあげ、性的少数者の相談できる場所や、性の多様性が尊重されるよう周知、啓もうを求めたと紹介。高校の美術教師、インドネシアのバリ舞踊のインストラクターとして文化・芸術にも力を入れてきたと述べ、「コロナ後の社会で、『文化芸術が大切にされる国』をつくる候補者だ。安武ひろ子さん、藤木洋子さん、大沢たつみさんに続く、兵庫県で4人目の女性国会議員を実現しよう」と呼びかけました。
小池氏は、22日発表の党の新経済提言「コロナ危機を乗り越え、暮らしに安心と希望を」を紹介し、「医療・介護・保育などケアに手厚い社会にしよう」と強調。自公政治のもとで兵庫に41カ所あった保健所は17カ所に、神戸市では9区にあった保健所が1カ所に集約され、保健師は政令市で最低にまで削減されたと告発し、「感染症や救急医療への補助金を2倍に。国の責任で、ケア労働者の賃上げを実現しよう」と語りました。
小池氏は、テレビ番組の中で日本共産党が「暴力革命」の綱領を持っているかのようなデマ宣伝の発端に、昨年2月の「維新の会」の国会質問と安倍晋三首相(当時)の事実に反した答弁があると指摘。「維新の会は国会で憲法改悪をあおり、カジノ推進を打ち上げた。暮らしの問題では今年の国会で、高齢者の医療費2倍化法案や病床削減法案に自民、公明両党とともに賛成した」と批判しました。反共デマ攻撃は、野党共闘への攻撃でもあったが、市民や野党議員の反撃が広がり、共闘のきずなはさらに強まったと述べ、「総選挙では、自公と維新の会に厳しい審判を下そう」と力強く訴えました。
清水ただし衆院議員(近畿比例・大阪4区予定候補)は「総選挙で9年間の安倍・菅政治の総決算を。日本共産党躍進で政権交代を実現しよう。兵庫で比例46万票を与えてください」と訴えました。
こむら近畿比例・兵庫8区予定候補は「ジェンダー平等社会、文化・芸術が豊かな社会、子どもの笑顔が輝く社会を。近畿比例4議席獲得へ、兵庫から私を押し上げてください」と強調しました。
宮野つるお(2区)、赤田かつのり(3区)、福原ゆかり(9区)、太田清(11区)の兵庫県内各小選挙区予定候補が決意表明しました。
岡崎ふみのり神戸市長予定候補が「神戸市長選と総選挙で、市民・国民が主人公の政治の実現を」と訴えたメッセージを寄せました。