赤旗2021年9月19日付
京都市
日本共産党の小池晃書記局長は18日、京都市内で街頭演説し、「目前に迫った総選挙。京都1区から政権交代を」と訴え、「『比例は共産党』の流れを広げに広げ、定数28の近畿ブロックで比例4議席を絶対に回復しよう。京都1区は、『ミスター野党共闘』=こくた恵二さんの議席をなんとしても勝ち取らせてほしい」と力を込めました。台風一過の四条大宮には多くの聴衆が集まり、「野党共闘の要、頑張って」の声がかかりました。
こくた衆院議員(衆院近畿比例・京都1区予定候補)、たけやま彩子比例予定候補が決意表明。立憲民主党議員からこの間に寄せられたメッセージが紹介され、市民連合ユナイトきょうとの白坂有子さんがエールを送りました。
小池氏は「自民党内の政権たらいまわしでは政治は変わらない。今必要なのは政権交代だ」と述べ、市民連合と共産、立民、社民、れいわの野党4党が合意した「共通政策」を紹介。安保法制=戦争法廃止や消費税減税、原発のない脱炭素社会の実現などの六つの柱が盛り込まれた「共通政策」の実現で「まったく違う日本が生まれる。日本共産党の躍進、市民と野党の共闘の勝利で、安倍・菅政治の9年間と決別し、命を守る政治を実現しよう」と呼びかけました。その上で、「国会での共闘を積み重ね、共通政策を実らせた立役者が、こくた議員だ」と強調し、京都1区での勝利を訴えました。
小池氏は、コロナのもとで浮き彫りになった現実にふれ、「一人ひとりを個人として尊重し、多様な価値観や生き方を認めあい、国が責任をもって支える政治を実現しなければならない」と強調。「なんでも『自己責任』、経済効率優先、医療・介護切り捨ての新自由主義を大本から転換しよう」と力を込めました。
「野党共闘は確実に進化している」と述べた小池氏は、4月の3国政選挙、東京都議選、横浜市長選挙での野党共闘の勝利に言及。国会ではこの4年間で64本の法案を共同提案し、コロナ対策を抜本的に強化する予算組み替え案を共同で提出したことを紹介しました。
どうすればこの共闘を、さらに進めることができるか―。小池氏は「『比例は共産党』の流れをつくり、近畿ブロックで4議席を回復することが共闘強化に決定的だ」と力説。「国会で野党をつなぐ扇の要、こくた議員を今度こそ小選挙区・京都1区から何としても押し上げてほしい」と呼びかけました。
こくた氏は「これまで衆院選を9回たたかってきた。知名度を生かし勝利する絶好のチャンス。国民の命がかかっている。何としても京都1区から押し上げてほしい」と力を込めました。
たけやま氏は、「自己責任を押しつける政治を変えたい。子どもや女性の声を国会に届けたい」と語りました。
小池氏は長岡京市のJR長岡京駅前にも駆けつけ、長岡京市議選(26日告示、10月3日投票)での6人全員当選を訴えました。