赤旗2021年8月31日付
日本共産党の小池晃書記局長は30日、国会内で記者会見し、政府・与党が、野党が求めていた自民党総裁前の臨時国会召集を「見送る方針を固めた」との報道について問われ、「臨時国会の召集は政府が『する』『しない』を選択できるものではなくて、憲法53条に基づき召集しなければならないものだ。『見送る』などということは許されない」と述べました。
小池氏は、毎日新聞の世論調査では、菅政権のコロナ対策を評価しないが70%、日本の医療が崩壊する不安を感じるが70%に達していることを指摘。「7割の国民が今の菅政権のコロナ対策ではダメだ、医療が崩壊する不安があると言っているときに、国会を開き、国民の不安に応えるのは党派を超えた国会の責任だ。臨時国会は野党が要求した憲法上の義務なのだから自民党総裁選ではなく、まず何よりも臨時国会を開会すべきだ」と強調しました。