赤旗2021年7月14日付
時事問題などを解説するインターネットチャンネル「デモクラシータイムス」の番組「山田厚史のここが聞きたい」に、日本共産党の小池晃書記局長が出演しています。11日に配信され、「野党共闘の現在地」と題し東京都議選の結果や総選挙に向けた市民と野党の共闘について語っています。
ジャーナリストの山田氏から都議選で示された民意を問われた小池氏は、「菅政権に対する不信任と五輪開催の中止・延期の民意だと思う」と述べました。中止や延期を訴えた共産党と立憲民主党、生活者ネット、無所属などを合わせると36議席となり、自民党33議席、都民ファースト31議席を超す最大勢力になると指摘しました。
山田氏からは「無党派の票は都ファに流れたのでは?」との質問も。小池氏は、「朝日」の出口調査で無党派の25%が都ファを支持する一方、共産党が16%、立民は15%で、合わせて31%となると紹介。「無党派層の一番多い部分は共産党や立憲民主党に来ている」と強調しました。
また、都議選で立民などと共闘した選挙区で成果をあげたとして、「共闘効果があったことは間違いない」と評価。これまでは共産党が一方的に降ろす選挙が多かったものの今回は相互に支援しあい、双方が勝利する形ができたとして「国政選挙の共闘も相互に支援してお互いに勝利できる関係が大事だ」と述べました。
総選挙に向けては、野党で政権合意をつくる必要性や、ケアに手厚い社会への転換、安保法制の廃止など野党の政権が掲げる政策についての考えなどを語りました。共闘の発展、政権合意に向けては、市民の声と運動が決定的な力を持っていると訴え、司会の升味佐江子弁護士が「一票を持っている市民の力が大事」と応じました。
番組はデモクラシータイムスのYouTubeチャンネルで視聴できます。