赤旗2021年7月7日付
全労連の小畑雅子議長らは6日、日本共産党の小池晃書記局長と会談し、労働者・国民の命と生活を守る要求を実現する政権が必要だとして、総選挙で野党が共闘してたたかうよう要請しました。小池氏は「全労連の要求は、私たちの政策と一致する。政党間の合意づくりへ力を尽くす」と述べました。
小畑氏は「労働者の要求実現には政治を根本から変えないといけない。市民と野党の共闘を発展させ、大きなかたまりでたたかうことが重要です。地方でも取り組んでいきます」と強調しました。
小池氏は「都議選では全労連本部のある文京区でも野党候補を一本化して、日本共産党の福手裕子さんがトップ当選を果たした。野党の協力が大きな力になると証明された」と指摘。「菅政権への不満、怒りが渦巻いており、野党がそれに代わる政権構想を示せば、激変が起こりえます」と述べました。
全労連の要求は、(1)9条改憲反対(2)コロナ収束まで生活、雇用、生業へ支援(3)最低賃金全国一律制度創設・時給1500円、中小企業支援、消費税5%減税(4)原発ゼロ基本法制定、再生可能エネルギーへ転換(5)軍事費削減、辺野古新基地建設中止、核兵器禁止条約批准(6)雇用によらない働き方を規制し、正社員が当たり前の社会実現(7)医療・社会保障制度を国の責任で拡充(8)ジェンダー平等社会の実現―の8項目。
全労連の黒澤幸一事務局長、川村好伸副議長が出席。黒澤氏は「立憲民主党、国民民主党にも要請した。労働者の要求を盛り込んでもらうよう働きかけていく」と述べました。共産党の大幡基夫労働局長が同席しました。