赤旗2021年7月3日付
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東京都議選最終盤の2日、日本共産党の小池晃書記局長は世田谷、練馬、江戸川の3区と町田市を駆け抜け、「自民・公明・都民ファースト対共産党のたたかいだ。共産党の躍進で東京五輪を中止させ、新型コロナ対策に全力をあげる当たり前の政治をつくろう」と熱く訴えました。雨のなか演説を聞いていた女性(48)は「周りには選挙に行かないと言う人が多いが、もう一度友人に支持を訴えてみたい」と話しました。
小池氏は、菅義偉首相や公明党の山口那津男代表が、五輪の無観客開催を視野にした発言をしていることに触れ、「たとえ無観客にしても危険性に変わりはない」と批判。「五輪が原因で命を失う人が出るなど絶対に許すわけにはいかない。都議選で共産党を押し上げ、五輪よりも命が大事の意思を示そう」と訴えました。
また小池氏は、中国共産党創立100周年の報道をめぐり、「中国と日本の共産党は同じなのか」といった声が寄せられているとして、「覇権主義と人権抑圧の中国共産党と、私たちとは全く違う。自由と民主主義が本当に花開く日本をつくろうというのが日本共産党だ。安心して1票を投じてほしい」と述べました。
〈世田谷〉
世田谷区(定数8)は多数激戦。里吉ゆみ候補は尾山台駅前で、コロナ禍で貧困と格差が広がっていると述べ、「五輪の準備をしている場合じゃない。困っている人の生活を支えるために力を尽くす」と決意表明。小池氏は「認可保育所増設に粘り強く取り組んできた里吉さんを当選させ、誰ひとり置き去りにしない社会の実現を」と力を込めました。
〈練馬〉
練馬区(定数7)は14人が争います。とや英津子候補は石神井公園駅前で、「保育所予算の拡充や補聴器支援、政治を動かし35人学級も実現した。さらに前進させるために2期目の都政に送り出して」と呼びかけました。小池氏は「練馬区の病院新増設に道を開いてきた命綱の議席。今度の選挙は、とやさん1択だ」と力説しました。
〈江戸川〉
江戸川区(定数5)は有力8人がしのぎを削る激戦。平井駅前で原純子候補は、都立・公社病院の独立行政法人化に反対し、子育て若者応援、災害に強い東京を実現したいと語り、「みなさんの声を都政に届けるために勝たせてください」と訴えました。小池氏は「原さんの勝利で、暮らしと福祉を都政の真ん中に」と呼びかけました。
〈町田〉
町田市(定数4)は有力8人が争う大激戦。池川友一候補は町田駅前で、ツーブロック禁止などの校則問題を議会で追及してきた経験を語り、「ともに変えていく力として押し上げてください」と力を込めました。小池氏は「暮らしに役立つ都政に変える仕事を成し遂げてきた池川さんを必ず今度も都政へ」と訴えました。