赤旗2021年6月27日付
東京都議選(7月4日投票)で公明党が“新型コロナワクチンの接種の遅れは野党のせい”などと日本共産党や立憲民主党を批判していることについて、日本共産党の小池晃書記局長は26日、荒川、葛飾両区での街頭演説で、「遅れの要因は政府のワクチン購入・供給の失敗だ。公明党は政府の一員として反省すべきだ」と指摘しました。
公明党が、野党による国内治験の要求で接種開始が遅れたかのように描いていることについて、小池氏は、「安全性の確保は当たり前のことだ」と述べ、国会では、慎重な承認審査を求める付帯決議に同党も賛成していたと強調しました。
そのうえで、「問題は承認後だ」として、接種開始2カ月後の接種率は、英国の19%、米国の11・7%に対し、日本はわずか1%だったと告発。「政府がワクチンの購入にも供給にも失敗したからだ。モデルナ製ワクチンは供給が追い付かず、職域接種の予約が止まっている。公明党は与党の一員として政府・厚生労働省の体たらくを反省すべきで、野党を攻撃するのはお門違いだ」と批判しました。