赤旗2021年6月22日付
日本共産党の小池晃書記局長は21日、中野・渋谷両区内での市民主催の共同街頭宣伝に駆け付け、都議選両選挙区での「自民、公明、都民ファーストの会による議席独占は許さない。この立場で全力を尽くす」と訴えました。
小池氏は、中野区では西沢けいた都議、渋谷区では中田たかし都議予定候補(いずれも立憲民主党)を応援しました。両予定候補は、新型コロナ検査体制の拡充や、都立病院の独立行政法人化の中止、東京五輪の中止、羽田新飛行ルートの見直しなどの政策について、市民団体の要望書に全面賛同を表明しています。
小池氏は、中野駅前での「都政を変えよう!中野の会」の宣伝で、「東京五輪よりも命が大事だ」と強調しました。東京都医師会などが五輪について感染状況次第で中止も考えるべきだとの意見書を提出したことを紹介した小池氏は、大会組織委員会が同日、観客を1万人まで入れることを正式決定したことを、「専門家がこぞって無観客や中止を求めているのに、1万人も観客を入れて五輪開催など論外だ」と批判。「最もリスクが少ないのは五輪の中止だ。今なら十分間に合う」と述べ、都議選で審判を下そうと訴えました。
東京五輪中止署名の呼びかけ人の宇都宮健児氏らも、五輪中止を強く求めました。
渋谷区・笹塚駅前での「選挙で変える!しぶや・なかの市民連合」の宣伝では、小池氏と宇都宮氏らが応援演説を行いました。