赤旗2021年5月25日付
小池書記局長が批判
日本共産党の小池晃書記局長は24日の記者会見で、性的少数者をめぐるLGBTの法案に関わって、自民党議員の差別発言が相次いだことについて問われ、「無知蒙昧(もうまい)な許されない暴言だ」と批判しました。
小池氏は、法案に反対した自民党議員が「道徳的に認められない」「種の保存に背く」などの発言をしたことについて、「自民党も含め超党派でまとまりかけていた法案に対して、性的少数者の人権・尊厳・存在そのものを否定するような発言をすることは断じて許されない」と批判。発言をした議員は謝罪し、発言を撤回すべきだと強調しました。
また、なぜ自民党議員から差別発言が繰り返されるのかについて、自民党の杉田水脈衆院議員がLGBTカップルには「生産性がない」との差別発言をしたことに「自民党としていまだに謝罪も撤回もしていない」と指摘。「LGBTの法案を成立させることが、こうした暴言を二度と許さないことの保障になる」として、法案実現のために力を尽くしていくと表明しました。
小池氏は、差別発言により、多くの性的少数者が傷ついていると述べ、「ジェンダー平等を綱領に掲げ、貫いている政党として、共にたたかっていきたい」と強く呼びかけました。