赤旗2021年4月21日付
参院長野補選 小池書記局長ら、羽田氏応援
立憲民主党・羽田雄一郎氏の死去にともなう参院長野選挙区補選(25日投票)をたたかう羽田次郎・野党統一候補=立憲民主党公認=の決起大会が20日夜、長野県上田市で開かれ、野党国会議員らが並び立って羽田氏の必勝を訴えました。会場は勝利へ向けた熱気に包まれました。
日本共産党の小池晃書記局長は、羽田候補の兄・雄一郎氏の命を奪った新型コロナ対応で検査数は世界145位、ワクチン接種は132位など国民の命を守る覚悟も政策もない菅政権の対応を批判。3度目の緊急事態宣言発令の動きに触れ「結局これまでの対応が失敗だったということになるのではないか」と指摘しました。コロナ禍で苦しむ国民に「自助」を強調し、自己責任と競争を押しつける政治を変え、憲法を生かし命と人間の尊厳を守るのが今回の選挙だと訴え、「長野では違いを乗り越えて共闘を前に進めてきた実績、歴史がある。今度も共闘の力で必ず勝利し、総選挙での政権交代へとつなげよう。日本共産党も勝利するまで全力を尽くす決意だ」と熱く呼びかけました。
立憲民主党の野田佳彦元首相は、「市民と野党が連携し、一強を倒すうねりをこの長野からつくろう」。杉尾秀哉参院議員は、長野含め三つの国政選挙で全勝して次の総選挙につなげ、「市民と野党の力で新しい政権をうちたてよう」と力を込めました。枝野幸男代表らもビデオメッセージを寄せ、社民党の中川博司県議は「政権交代の突破口として勝ち抜こう」と訴えました。
各氏の応援と参加者の声援をうけた羽田候補は、「国民目線の政治を信州から新しくつくりあげていきたい」「なんとしても勝ち抜き、野党と市民との共闘はこうつくりあげられたと全国に示していきたい」と力強く表明。「がんばれ」の声援と拍手が寄せられました。
羽田氏を後援する千曲会の若林邦彦会長が勝利へ向けて支援を呼びかけました。