日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

1月「特別期間」のとりくみをどうすすめるか オンライン経験交流会 小池書記局長の問題提起とまとめから

2021年01月16日

赤旗2021年1月16日付

 13日に行われた「地区委員会の活動強化・オンライン経験交流会」の小池晃書記局長の問題提起とまとめから、「特別期間」のとりくみについて述べた部分を紹介します。


写真

(写真)問題提起をする小池晃書記局長=13日、党本部

 

問題提起

 

 2中総決定にもとづき、12月の教訓と1月のとりくみの基本は、党旗びらきあいさつと5日付の推進本部の「訴え」で提起しました。(中略)今日は、いま特に重視したい点にしぼって述べます。

 

――2中総の全支部討議・具体化を

 

 第一は、2中総決定の全支部討議・具体化、全党員読了を期日も決めてやりぬき、すべての支部と党員がたちあがる「特別期間」にしていくことです。

 「12月は2中総討議を十分すすめられなかった」という地区もあります。今月こそ、地区、自治体・行政区、支部にいたるまで、2中総決定をくりかえし討議し、総選挙の得票目標に魂を入れ、「特別期間」の四つの課題にすべての支部が踏み出す援助に力を尽くそうではありませんか。

 その際、政権発足から短期間に、菅政権への国民の見方が一変し、「五つの提案」や改定綱領が国民の思いと響きあっていることを明らかにした党旗びらきあいさつを生かし、2中総決定が生きた力を発揮していることをつかむ政治指導を強めることが大切です。

 同時に、「わが地区をこう変える」という大志とロマンとも結んで、地区委員長、地区役員が総選挙への本気の構えを語ってこそ、支部の力を引き出すことができます。役員が支部に入り、“政権奪取の歴史的総選挙にしていきたい”“地区の得票目標をなんとしても実現したい”“そのためにも「特別期間」でこういう挑戦をしたい”という、それぞれの「私の決意」も語って、得票目標や支持拡大目標を決め、「支部が主役」の自覚的な活動を広げましょう。地区党会議を、「特別期間」への全支部決起の結節点として成功させましょう。

 

――読者・後援会員の総当たりを本格的軌道に

 

 第二は、推進本部「訴え」で1月党活動の「基本」と位置付けた、「1千万対話」をめざして対話リーフで「赤旗」読者と後援会員に総当たりし、党員と読者の拡大の独自追求を強めるとりくみを、本格的軌道にのせることです。

 ある地区委員会は、「1千万対話」へ「感染が急拡大している局面、思い切って電話作戦にシフトしよう」と議論し、住民運動の結びつきを生かし、「対話アンケート&リーフ」や市議団ニュースなどを届け、地区で確保している80台の携帯電話の活用をよびかけ、電話での対話のとりくみを広げています。

 2中総決定でも述べているように、積極的支持者づくりと、党員拡大を根幹とする党勢拡大運動を、一体的・相乗的に発展させる「特別期間」にとりくむのは、党の歴史においても初めてのことです。党機関が先頭にたち、1月から実践で開拓していく構えで力をつくすことをよびかけます。

 

――コロナ感染拡大のなか、知恵を出し合い工夫して

 

 第三に、緊急事態宣言の発令、新型コロナ感染拡大のなかで、党員と国民の命を守るための感染対策をしっかりとりながら、電話も大いに活用するなど、知恵を出し合い工夫もして、諸課題の推進を、中央と地方が一体となって切り開いていくことを呼びかけます。

 コロナ対策に無為無策と逆行の菅政権に対して、国民の不安と怒りは急速に強まっています。危機を打開する展望を示す党の働きかけは、多くの国民に待たれていますし、勇気と希望をひろげることは間違いありません。

 候補者・地方議員を先頭に、「声の宣伝」を大規模にとりくみ、党の元気な姿を広い有権者に示しましょう。一月中にポスター張り出し作戦をやりきり、まちに党の風を吹かせましょう。

 電話も積極的に活用し、「対話アンケート&リーフ」を使った対話、積極的支持者・担い手づくり、党勢拡大をすすめることを訴えます。「入党のよびかけ」カラーパンフ、簡易リーフを届け、相手の約束をとって入党の働きかけをすすめましょう。「赤旗」見本紙やPR版を事前に届け、購読を働きかけるとりくみを抜本的に強めましょう。

 支部会議、党会議は、3密を避け、広い会場をとって開催し、可能なところはオンライン形式も検討しましょう。ニュースの発行、2中総決定の届けや読了、党員の日刊紙購読を強め、各支部の連絡・連帯網を強化し、励ましあってとりくみを進めようではありませんか。

 

まとめ

 

「四つの課題」は統一的にすすめられる

 

 1月活動の進め方について、今日の発言で大変印象に残ったのが、広島市東地区の大西理地区委員長の発言です。「特別期間」の提起をうけて、当初、「あれもこれも」と戸惑わないだろうかと心配になったけれど、支部の同志に話を聞いてみると、「四つの課題」は一体のものなのだと言われていました。たとえば地域を訪問する際に、広島では河井事件がホットな問題になっている。河井事件の真相解明を求める署名を訴え、後援会ニュースの購読と日本共産党への支持を訴え、対話が弾む人には宣伝紙を渡して購読を訴え、この行動と名簿を使った対話で後援会員を増やしている。そして党員も2倍近くに前進をしていった。まさに後援会員に依拠して、要求活動、党勢拡大、宣伝などを一体に統一的にすすめていくことができるということを、支部の同志から語られたことが紹介されました。

 こういう活動をすすめていけば、 大きな前進を勝ち取れるのではないかと思います。この交流会を力に、1月に「特別期間」の目標達成の流れを切り開くことを心から訴えたいと思います。

 

党の真価が試される1月、「特別期間」成功へ頑張りぬこう

 

 この1月は、国民の命と暮らしを守るうえでも、党活動を維持・発展させ、「特別期間」の成功をきりひらくうえでも、まさにわが党の真価が試される月になると思います。

 私も年末年始に、都内各地での相談会に参加しました。みなさんとても深刻に苦しんでいます。大変な事態が今起こっています。コロナによって苦しめられていると同時に、「自己責任」を押しつける新自由主義の政治、長年の自民党政治によって本当に苦しめられている。二重の苦しみのもとにある国民の苦難軽減のために、感染対策を十分とりながら、党活動を絶対に止めずに、お互い知恵を出し合い、切り開いていく。“国民の苦難軽減のためにこの党あり”と、立党の原点に立って頑張りぬく。99年、党づくりの努力で歴史を切り開いてきた党として、全党が「総選挙躍進特別期間」にたちあがっていく。今日の交流会で示された地区委員会のエネルギーを総結集すればそれは必ずできるというのが、今日の私たちの深い確信であります。

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