赤旗2021年1月1日付
小池氏ら参加
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新型コロナウイルス感染症の拡大で仕事や住まいを失い困窮する人に食料などを支援し、行政の支援につなげるための緊急相談会が31日、東京都豊島区の東池袋中央公園でありました。反貧困ネットワークなどでつくる新型コロナ災害緊急アクションが主催。日本共産党の小池晃書記局長、山添拓参院議員、谷川智行衆院東京ブロック比例予定候補が駆けつけ、ボランティアスタッフの一員として、医療・生活相談に応じました。
寒空の下、食料配布が始まる前から、多くの人たちの順番を待つ姿が。
第1波のころ職場を解雇された男性(50)=北区=は連日、食料支援が行われている場所を回っているといいます。「家はあるけど、食料を買うお金がない。エアコンも使わず、震えている。生活保護を受給しても、役所から早く仕事を見つけろと催促されるのはおかしい。改善すべきだ」と語りました。
エンジニアとして23年間働いた会社からコロナを口実に退職を強要された59歳の男性=豊島区=も、貯蓄がだんだん尽き不安が募る中、生活相談に訪れました。「路頭に迷う人がこんなに出ているのに、生活を守ろうとしない政治にも怒りを感じる」と話しました。
医師の小池、谷川両氏は「世界の医療団」のスタッフたちとともに、医療相談に対応。小池氏は、高血圧で病院を受診したくとも医療費を支払えないという人に、お金の心配なく受診可能な無料低額診療を実施する医療機関を紹介しました。