「赤旗」2015年2月14日付
中国中央テレビ(CCTV)は13日朝のニュースで、安倍晋三首相が12日の衆参両院本会議で行った施政方針演説について、日本共産党の小池晃副委員長のインタビューを交えて報じました。
ニュースは、安倍首相が演説の多くの時間を経済政策について割く一方で、安全保障や改憲については多くを語らなかったと指摘。安倍首相の手法は、国民の反発を恐れ、安保法制の改定など自らが重視する課題を意図的に避けたものだとの分析を示しつつ、野党から厳しい批判があがっていることを紹介しました。
続いて、小池氏が録画で登場し次のように語りました。
「彼(安倍氏)のやり方というのは、経済政策で支持を勝ち取って、それをバックにして安保政策を変えていくというものです。平和のためだというのであれば、いままでどおり、日本は“集団的自衛権は行使しません”“海外で武力行使しません”という原則でいくべきです。ようするに、全体としてやっていることは、『積極的平和主義』どころか“積極的軍事路線”にほかならないと思いますし、これはアジアの平和と安定にとって大変な脅威になってくるのではないかと思います」