赤旗2020年11月3日付
日本共産党の小池晃書記局長は2日、国会内で記者会見し、大阪市を廃止することの是非が問われた1日の住民投票で「反対」が多数となったことについて、「大阪市民が住民投票で大阪市廃止にきっぱり反対という結論を再び突き付け、歴史的な勝利をおさめることができた」と表明しました。
小池氏は「大阪の自治と市民のくらしを守るために党派を超えて力をあわせたみなさんと、それに応えて大阪市を守るという2度目の決定的な結論を下した市民の良識ある審判に心から敬意を表したい」と述べました。
また、開票後の記者会見で日本共産党の山中智子大阪市議団長が「これでノーサイド(敵味方なし)にして、政令市を残してよかったと思っていただけるよう市民と一緒に市政を進めていきたい」と述べたことにふれて、「これが党派を超えた、今の大阪市民の率直な思いを代弁したものではないか」と語りました。
その上で小池氏は「維新の会が市民のなかに持ち込んだ分断を乗り越えて、今回の住民投票で反対した人も賛成した人もともに力を合わせて、政令市の力を生かした、新しいより良い大阪市をつくるために日本共産党としても引き続き力を尽くしたい」と表明。とりわけ、焦眉の課題である新型コロナウイルス感染拡大から大阪市民の命とくらし、営業を守るために全力を挙げると決意を述べました。