赤旗2020年9月20日付
山口県光市で19日、日本共産党の小池晃書記局長を迎えた演説会が開かれました。小池氏は、来たるべき総選挙での日本共産党の躍進を呼びかけ、10月18日告示の光市議選での現有2議席確保を訴えました。
同市を初めて訪れた小池氏は、戦前の党幹部である宮本顕治、市川正一や、プロレタリア作家の手塚英孝を生んだ伝統ある地の市議選で、現職の田辺まなぶ、新人の、いわね洋志の両氏の勝利を呼びかけ。選挙をカネで汚した河井事件に関し、「一番よく効く薬が共産党だ」と述べ、衆院中国ブロック(定数11)での大平よしのぶ前衆院議員・比例予定候補の議席奪還と、松田一志衆院山口2区予定候補の勝利を訴えました。
小池氏は市議選の二つの争点として、(1)コロナ危機のもとで市民の命と暮らしを守る市政・市議会をつくるかどうか(2)安倍政治の継承にノーを示すことだと強調。党は国が市内の二つの市立病院の「再編・統合」を迫るなか、市民アンケートを集め、市長に病院を守るよう求めたほか、県内一高い下水道料金の値上げに唯一、反対し、国保の子どもの均等割は党の提案で3人目から免除にした実績を紹介しました。中国電力上関原発の建設計画に対し、予定地対岸の祝島を中心とする上関町民ら県民の長年の反対運動を支えてきたのが党だと訴えました。
大平氏は「中国ブロックから悲願の議席奪還へ全力を挙げる」と決意を述べました。