赤旗2020年9月17日付
「特別月間」推進本部長 小池晃
コロナ対策や住民要求の実現へ、9月議会で奮闘する全国の地方議員のみなさんに心から敬意を表します。
6月からとりくんできた「特別月間」も、残すところあと2週間です。19日からは、最大の山場となる4連休を迎えます。引き続き9月議会での役割を果たしながら、すべての支部が党員拡大に踏み出し4万人以上に入党を働きかける目標をはじめ、「特別月間」の目標総達成のためにみなさんの力を発揮していただくことを訴えます。
総選挙で「安倍政治」に決着を
消費税増税や憲法破壊の安保法制の強行、行き当たりばったりのコロナ対応など、国民の命と暮らしをおびやかしてきた安倍政権の7年8カ月。地方議員のみなさんは、住民の福祉と暮らしの守り手として地方政治の前進に尽力してきただけに、「安倍政治」がどんなにその障害となったかを痛感してきたのではないでしょうか。
しかし、昨日発足した菅新政権は、行き詰まった安倍政治の「継承」を看板に掲げるだけで、この国をどうするのか、何一つビジョンを示すことができません。「自助、共助、公助」と「自己責任」を強調し、コロナ危機で破たんした新自由主義の暴走をすすめようとしていることも重大です。すでに国民との矛盾が広がりつつあり、政治の激動は不可避です。
秋にも行われる可能性がでてきている総選挙で、このたたかいに決着をつけなければなりません。市民と野党の共闘を成功させながら日本共産党の躍進をめざす総選挙は、地方選挙以上に、「共産党だから支持する」という積極的支持者を増やし、党の自力をつけられるかどうかが勝負を分けます。まさに「特別月間」の成功こそ総選挙勝利への最大の保障です。
「安倍政治」を名実ともに終わらせ、野党連合政権を実現するために、自分の選挙以上の意気込みで「特別月間」の目標達成に力を尽くそうではありませんか。
自らの決意を語り、支部が踏み出す援助を
3日の全国都道府県委員長会議をふまえて、地方議員のみなさんによびかけたいのは、支部と連絡をとり、総選挙勝利と「特別月間」成功への自分の心からの決意を語って支部を励まし、ともに党勢拡大にたちあがることです。
党員拡大は今、「支部が主役」に徹して入党を働きかける新しい質の運動に発展しています。この運動の中で、地方議員が支部に入り情勢の変化や党への誇りを生き生きと語ること、地域の党の顔となっている地方議員が一緒に入党について話し合う約束をとり、一緒に入党を訴えてくれることは、支部にとって何よりの激励となっています。
読者拡大でも、コロナ危機のもと国民の苦難軽減に奮闘し、結びつきと信頼を広げてきた地方議員のとりくみが大きな力となっています。
議会の最中のところもあると思いますが、一日1時間、2時間でも党勢拡大の時間をつくり、支部との行動や「拡大タイム」にとりくみましょう。19日からの4連休は、支部と最大限の行動を組み、力をあわせて党員・読者の拡大の一大飛躍をつくりだしましょう。