「赤旗」2015年2月8日付
日本共産党東京都板橋地区委員会は7日、いっせい地方選の区議選勝利へ、小池晃副委員長・参院議員を迎えて、区内で演説会を開きました。会場の区立文化会館は、4月19日告示(26日投票)の区議選(定数46)で「前回8議席を上回る9人全員の勝利必ず」の熱気に包まれました。
小池氏は、先の衆院選で21議席に躍進した共産党が早速、議案提案権を使って政党助成法廃止法案を提出するなど国会の変化を紹介。「板橋区でも党区議団を9人に増やして、暴走する安倍政権に、板橋からノーの声をあげ、住民の暮らし第一の区政を実現しましょう」と呼びかけました。
過激武装組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件を厳しく糾弾した小池氏は、「冷静な検証が必要」との立場で日本政府の対応をただした3日の参院予算委員会での論戦を詳しく紹介しました。
昨年の時点で日本人2人の拘束を把握していながら、1月の動画公開まで現地対策本部の体制を強化しなかったことや、2人に危険が及ぶ可能性のある中東訪問での2億ドル支援表明など政府の対応の問題点をただしたのに対し、まともに答弁しない安倍首相の態度を「当たり前の疑問や懸念を『テロに屈するな』とはねつけていいのか」と指摘。「テロ集団の蛮行をきっかけに、『海外で戦争する国』づくりの動きを断じて許さない」と強調しました。また、安倍政権の介護報酬を史上最大規模で引き下げる方針を「介護の崩壊を招くもの」と批判しました。
9予定候補全員が決意をのべ、大田伸一区議団長が共産党議席の豊かな実績と値打ちを紹介し、全員勝利を訴えました。
国民に広がる党の主張
岡山 穀田氏、議員団の役割語る
日本共産党岡山地区委員会は7日、いっせい地方選の勝利をめざし、穀田恵二衆院議員・国会対策委員長を迎え、岡山市で演説会を開きました。
いっせい地方選をたたかう、森脇ひさき(52)、氏平みほ子(64)両県議と、河田正一(66)、竹永みつえ(51)、林じゅん(44)、田中のぞみ(39)、東つよし(38)各岡山市議、松田達雄(68)、にしぶち大助(44)両玉野市議が、全員勝利をと訴えました。
穀田さんは、沖縄の新基地や原発問題で、反対してたたかいぬいてきた党の主張が国民の声に広がっていることをあげ、「ここに日本共産党の役割がある」と語りました。暮らしや福祉にしわ寄せするオール与党のムダ遣いを追及し、足守川パイプライン化事業を中止させ、8年連続国保料値上げをストップさせるなど岡山県議団や市議団の役割を語り、「この力を大きく」と訴えました。
参加した女性(40)は「共産党だけが反対していた沖縄の新基地も、いまはオール沖縄の声になっているという穀田さんの話で、正しいことをぶれずに主張し続けることの大切さを感じた。党への期待が大きく広がっている情勢がよく分かり、力が湧いてきました」と話していました。