赤旗2020年8月7日付
小池氏が説明
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、医師資格を持つ国会議員による超党派「医師国会議員の会」(代表世話人、鴨下一郎元環境相)は6日、国会内で会合を開き、日本医師会の中川俊男・新会長らと意見交換を行いました。日本医師会からは中川会長のほか、3人の副会長、5人の常任理事が出席。日本共産党からは小池晃書記局長が出席しました。
中川会長は、新型コロナ感染症の今後の感染拡大を見据え、PCR等検査体制のさらなる拡大・充実を求める「緊急提言」を説明。また、「医療機関の経営はひっ迫している。コロナ患者を受け入れていない医療機関も受診抑制が起こり大きな打撃を受けている。緊急かつ継続的な支援がなければ、医療崩壊がおこる」として、医療機関への早急な支援を求めました。
意見交換会では、主催者が日本共産党の志位和夫委員長が安倍晋三首相に対し行ったPCR検査の拡充などを求める「緊急申し入れ」を配布し、小池氏が内容を説明。感染震源地(エピセンター)を明確にし、その地域の住民、事業所の在勤者の全体に対してPCR等検査を実施することなどを求めている内容に、与野党議員からも「賛成だ」などの声が相次いで寄せられました。
小池氏は「どういう検査を、どのくらいの規模で進めるのか戦略をもってPCR検査をするよう政府に迫る必要がある。命を守ることを使命として医師を目指した国会議員は党派を超えて、同じ使命のもと結束してがんばっていきたい」と述べました。
超党派「医師国会議員の会」は、意見交換会での発言などを踏まえて提言をまとめることを確認しました。