赤旗2020年7月7日付
日本共産党の小池晃書記局長は6日、国会内で記者会見し、梅雨前線で九州全域に大きな被害が広がっている豪雨災害について、「現時点はまさに人命救助最優先の段階なので、全力を尽くして人命救助にあたるよう政府に求めていきたい」と述べました。
小池氏は、日本共産党が対策本部を立ち上げ、事務局長の田村貴昭衆院議員、本部員の真島省三前衆院議員、仁比聡平前参院議員が被災地での聞き取り、激励、支援の取り組みを開始していることを報告。被災地では、新型コロナウイルスによる深刻な打撃に加え、豪雨災害が起こり、業者らからは「心が折れそうだ」「持続化給付金などを追加支給してほしい」などの声が寄せられているとして、「まさに『複合災害』の様相を呈している。政府には被災地を全面的に財政で支えていくというメッセージとともに、実際の行動を求めていきたい」と強調しました。
また、パーテーション(仕切り)も段ボールベッドもなく、“3密”に近い状態の避難所もあるとして、「すみやかに必要な資材を現場に届けることを政府に求めたい」と述べました。
そのうえで、小池氏は「日本共産党として2020年豪雨災害救援募金を始めている。全国の党組織、国会議員、地方議員が災害救援募金に取り組むようにしていきたい」と語りました。