赤旗2020年6月30日付
コロナ禍での、青年の変化に働きかけたい、同盟員の倍加めざし
日本共産党の志位和夫委員長らは29日、日本民主青年同盟(民青)の小山農(みのる)委員長ら役員と東京都内で懇談しました。共産党から志位氏をはじめ、小池晃書記局長、山下芳生副委員長、吉良よし子党青年・学生委員会責任者(参院議員)らが同席。コロナ禍での青年の変化や、各地での取り組みの経験などを交流し、「同盟員の倍加をめざし、力をあわせて頑張ろう」と語りあいました。
志位氏は、すべての国民がコロナ危機を経験するもとで、「これまで政治を遠く感じていた人も、政治は命や暮らしのすべてに関係していると実感し、声を上げる流れがおきています」と指摘。野党間でも、新自由主義反対が共通の旗印になりつつあるとも紹介し、「コロナ禍は、社会の矛盾を明らかにしました。ぜひ青年のなかでの前向きな変化や経験を聞かせてください」とのべました。
小山氏は、この間、インターネットを通じてコロナにかかわる青年緊急アンケートを3000人超から集めて省庁要請をするなど、近年にない取り組みをしてきたと報告。「コロナ禍のもとで青年が自民党政治によって苦しめられてきた実態が明らかになりました」と語り、9月末まで同盟員拡大などの「行動期間」を呼びかけていると語りました。
参加した民青役員からも、「各地で食料支援を行うと、多くの青年が集まってくる。本当に深刻な実態がある」「街頭での対話でも加盟している」などの経験を紹介。
その上で小山氏は、「いまの社会はおかしいと感じている青年は多い。その一方で、その矛盾がなぜ起きているのか、変えるべきは何かを模索しています。ともに学び、『声を上げれば政治は変えられる。一緒に行動しよう』と呼びかけていきたい」とのべました。
吉良氏は、いま共産党が取り組んでいる「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」のなかでも、民青同盟の倍加をめざし「特別の力を注ぐ」としていると紹介し、「今後も意見交換しながら、力をあわせて頑張りましょう」と語りました。