赤旗2020年6月20日付
日本共産党東京都委員会は19日、都知事選(7月5日投開票)で市民と野党の共同で宇都宮けんじ候補の必勝と、4選挙区で行われる都議補選(26日告示)での勝利を目指す全都決起集会を開きました。オンラインで全都・全国にも中継されました。
小池晃書記局長があいさつに立ち、共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党や市民連合も宇都宮氏を支援し、国民民主党国会議員も応援に駆け付けるなど、「市民と野党の統一候補の宇都宮氏か、自公政権・官邸直結の小池知事かという対決構図は明白だ」と強調しました。
争点について小池氏は、小池知事がPCR検査の遅れを認めず、都立・公社病院の地方独立行政法人化を進め、保健所の統廃合も正当化していると批判。「コロナ対策で科学よりも五輪や自らの出馬など政治的思惑を優先する現知事の姿勢を正面から問う選挙だ」と述べました。
小池氏は、宇都宮氏が医療体制充実と休業補償の徹底、都立・公社病院の独法化中止、カジノ誘致反対を掲げていることを示し、「財界奉仕の新自由主義からの転換は、野党間でも太い一致になってきた。首都の審判で、効率優先の新自由主義政治を転換する流れを全国に広げよう」「全国は一つでの支援を」と訴えました。
田辺良彦都委員長は「現知事の政治姿勢への不信、『正直・公正』の宇都宮氏の地に足がついた政策への期待と注目が広がっている」と述べ、東京1100万人有権者に宇都宮氏の大旋風を巻き起こすため、▽ネット・SNSで拡散させる▽共闘する政党・団体・個人とともに街頭宣伝を成功させる▽全ての党後援会員にニュースを届け、支持拡大を進める▽党候補を擁立した日野市、北多摩3区(調布・狛江両市)など都議補選への支援を強める―ことなどを提起しました。