赤旗2020年6月18日付
日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、社会保障を立て直す国民会議の野党5党派の書記局長・幹事長は17日、国会内で会談しました。会期延長が否決されたもとで、国会閉会中の審議について協議し、新型コロナウイルス感染症に対応するため、閉会中も毎週、関連する常任委員会を開くことを与党側と合意することで一致しました。
会談に先立って行われた、自民党と立憲民主党の幹事長会談では、立憲民主党の福山哲郎幹事長が野党側の求めた国会会期延長動議が否決されたことへの遺憾を表明。自民党の二階俊博幹事長が「閉会中であっても立法府としての役割を果たすために、必要に応じて閉会中審査を行い、政府側から状況を報告する機会を設けたい。当面の間、コロナに関する委員会について週1回質疑を行うこととしたい。野党の強い要望がある予算委員会についても協議のうえ、適切な時期に開催する」と提案しました。
野党各党は「閉会中に委員会の開催のルール化ができたことは一定の成果だ」として、自民党の提案を了解しました。
与野党の書記局長・幹事長の了解を受け、国対委員長間の協議で、来週6月24日に衆院経済産業委員会、25日に参院経済産業委員会を開くことを皮切りに順次、厚生労働、内閣、予算、文部科学などの委員会を開くことで合意しました。