赤旗2020年5月19日付
日本共産党の小池晃書記局長は18日、国会内で記者会見し、1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が年率換算で3・4%減と2期連続マイナスとなったことについて、「昨年10月の消費税10%増税による家計消費の冷え込みの上に、新型コロナウイルス感染症が追い打ちをかけたものだ。2次補正予算では、経済の落ち込みに対する大規模な対策が必要だ」と強調しました。
小池氏は、マイナス成長について、新型コロナによる影響は1~3月期の数字でも深刻だと述べ、「休業要請や自粛による経済的な被害が本格化した4月以降は今回の比ではない。足元の数字はもっと悪くなっていることは明らかだ」と語りました。
そして、2019年10月の消費税増税による深刻な影響が今回の数字にも反映されていると指摘。「2019年10~12月期はマイナス7・3%に下方修正された。消費税増税による家計消費の冷え込みが土台にあった上に、今回のコロナが加わり、2期連続マイナスの結果になった」と話し、家計支援のため2次補正予算での大胆な財政出動を求めていくと述べました。