赤旗2020年5月8日付
著名音楽家ら賛同 会見に小池氏も
新型コロナウイルス感染拡大防止に関して、政府などからの自粛要請に伴う補償を求めている「#SaveOurSpace」は7日、東京都内で会見を開きました。あらゆる分野で暮らしと仕事が存続の危機に立たされているとし、「すべての人びとに補償が行き渡る必要があります。力をあわせて声をあげていこう」とアピールしました。
同アクションは、「#SaveOurLife」を掲げる新署名をスタート。音楽家の坂本龍一氏や与野党の国会議員らも賛同人になり、政府や自治体に継続的な支援を求めて100万人を目標に取り組んでいます。
音楽、劇場、居酒屋、理美容、非常勤講師ら幅広い業種の人たちが参加し、会見。アーティストの篠田ミルさんは、「すべての垣根を越えて力をあわせ社会を変えていきたい」と語りました。「すべての外国籍の人たちも現金給付の対象にすべきです」(#FREE USHIKU、春日空さん)、「3月以降売り上げは前年比で9割減です。緊急事態宣言が延長され、新たな支援を政府に訴えたい」(ユーロスペース支配人、北條誠人さん)との訴えもありました。
与野党から、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、立憲民主党の逢坂誠二衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員、自民党の安藤裕衆院議員が参加。
小池氏は、自粛要請にともなう補償は命を守る感染拡大防止策であり、大規模な財政出動が必要だと指摘。すべての人びとに継続的な支援を行き渡らせるため、「与野党の垣根も越えて、コロナ対策を前進させたい」と表明。コロナ禍によって、文化などをないがしろにしてきたこの国のゆがみが明らかになってきたとのべ、「市場原理主義の政治に抗議し生き延びて、コロナ後には新しい社会をご一緒につくりましょう」と呼びかけました。