赤旗2020年4月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、国会内で記者会見し、衆院静岡4区補欠選挙の結果で、市民と野党の統一候補の田中健氏(無所属、新人)が及ばなかったことについて、「大奮闘・大健闘された」と語りました。
小池氏は、日本共産党を含む野党4党・1会派、市民連合、「連合しずおか」が田中氏を推薦して、3月17日に田中氏を野党統一候補とすることを確認し、「静岡型」の14項目の共通政策を発表して、たたかったと強調。新型コロナウイルス感染が広がる中、「国民の苦難が日々拡大するもとで、命と暮らしを守る政治の実現が大争点となり、田中候補が国会論戦と結んで、コロナ対策をあらゆる機会で訴え抜き、訴えが届いたところでは、保守層からも共感の声が広がった」と語りました。
また小池氏は、コロナ感染防止対策で野党共闘の選挙活動が大きく制約されたが、そうした中でも無党派層では田中氏の支持が上回ったことを指摘。その上で、「今回の補選を、安倍政治を転換するための野党共闘の前進への貴重な地歩として、この経験を土台に、新しい政治をつくるために全力を尽くしたい」と表明しました。