「赤旗」2015年1月28日付
全国腎臓病協議会(全腎協、今井政敏会長)は27日、「腎臓病患者の医療・生活の崩壊をくい止める緊急集会」を参院議員会館で開きました。日本共産党の小池晃副委員長・参院議員ら各党の国会議員が参加し、あいさつしました。
全腎協は、出席した厚生労働省の担当者に対し、(1)医療の一環である入院時の食事の費用負担を引き上げない(2)公的保険の利かない未承認の薬品や医療技術の使用を患者の申し出で認める「患者申出療養制度」は導入しない(3)透析患者と腎移植者の障害年金を2級として継続する(4)誰でもどこでも途切れのない医療・介護が受けられる体制をつくる―ことを要求しました。
全国から駆けつけた患者からは、「週3日の透析があり、介護施設に入りづらい。誰もが身体状況に応じて、安心して治療を続けられる施設を整備してほしい」「今でも施設への入所が困難な状況のなか、介護保険改定で入所条件が厳しくなれば、私たちは身の置き所のない“透析難民”になってしまう」など切実な訴えが相次ぎました。
小池氏は、「皆さんの出された要望はどれも本当に切実なものです。大企業への減税をやめれば、社会保障の財源はつくれます。安心して透析治療を受けられるようにみなさんとともに頑張りたい」と表明しました。