赤旗2020年3月28日付
政権構想 野党連合政権に向けた立場を説明
日本共産党の小池晃書記局長と田村智子政策委員長は27日、国会内で、国民民主党の平野博文幹事長、泉健太政調会長と会談し、「野党連合政権にのぞむ日本共産党の基本的立場――政治的相違点にどう対応するか」を手渡し、説明しました。
平野氏は小池氏の説明を受け、「国民民主党の党内でも検討させてもらいたい」と発言。国民民主党の党内や応援している人の中に共産党の政策に対する懸念があるとした上で、「いまの安倍政権を許していいのか。野党が対峙(たいじ)している状況の中で、政治的な違いをことさら強調するときではないのではないか」と述べました。小池氏は「大変心強く受け止める」と応じました。
また平野氏は、安倍政権からの転換をめざす三つの方向((1)立憲主義の回復(2)格差是正(3)多様性と個人の尊厳の尊重)について「とてもよい。反対する人はいない」と語りました。
会談では、4月26日投票の衆院静岡4区補選を全力でたたかい、勝利をめざすとともに、新型コロナウイルス感染症対策など、さまざまな政策課題について今後も協議していくことを確認しました。