赤旗2020年3月4日付
日本共産党の小池晃書記局長は3日の参院予算委で、自民党の河井克行前法相と案里参院議員の秘書3人が公職選挙法違反の疑いで逮捕された問題で、「自民党総裁として、議員辞職させるべきだ」と安倍晋三首相(党総裁)に迫りました。
安倍首相は「捜査に関する事柄に関しては、個別の事案の捜査に影響を与える可能性があるのでコメントは控えたい」「一人ひとりの政治家が説明責任を果たすべきだ」とくりかえしました。
小池氏が「自民党総裁としての責任は認めないのか」とただすと、安倍首相は「党の判断は党の執行部にゆだねているのが今までのやり方だ」と述べ、自らの政治責任に背を向けました。
小池氏は「憲法改定問題では自民党総裁としてべらべらしゃべるのに、都合が悪くなるとしゃべらない。全く反省がない。こういう政党に任せるわけにはいかない」と厳しく批判しました。