赤旗2020年2月3日付
安保体制打破掲げ70年
小池書記局長あいさつ
日本平和委員会の創立70周年を記念するレセプションが1日、東京都内で開かれました。
1950年2月、日本を戦争の道に逆戻りさせるなという国民の声にこたえて、平野義太郎氏らのよびかけで、日本平和委員会の前身である「日本平和を守る会」が結成されました。
内藤功代表理事が開会あいさつで、「結成以来70年、平和・独立・民主主義を願う多くの皆さんのご協力をいただき、力を合わせ、共同の創造の一翼を担う自覚と誇りを胸に活動をしてまいりました」とのべ、1960年の歴史的安保大闘争をはじめ、70年のたたかいを紹介しました。
全労連の小田川義和議長は、「市民と野党の共闘が進化し、連立政権が議論に上ってきた。平和の基盤が壊されている今、平和委員会の力を発揮していただきたい」と期待をのべました。
日本共産党から小池晃書記局長、井上哲士参院議員が出席。小池氏は、「日米安保体制を打破し、独立・平和・中立の日本をつくる旗を一貫して掲げ、今日においても安倍政権の戦争する国づくり反対のたたかいの先頭に立って奮闘されていることに敬意を表します」と、連帯のあいさつを送りました。
山口大学名誉教授の纐纈厚(こうけつ・あつし)さん、ジャーナリストの伊藤千尋さんら各界の人々がお祝いに駆けつけました。
平和委員会顧問の畑田重夫さんが、「96歳になりました。学徒出陣で奇跡的に生きのび、日本平和委員会の70年を迎え、感無量です。命果てるまで、核も軍事基地もない日本に、みなさんと一緒にたたかい続ける」と閉会のことばを述べました。