赤旗2020年1月9日付
緊迫する中東情勢を受けて「総がかり行動実行委員会」は8日、東京・新宿駅前で緊急街頭宣伝を行いました。「戦争反対」などと書かれたプラカードを手に多くの人が参加。市民や野党の代表がマイクを握って、関係各国は武力行使するなとアピールし、「安倍政権は今すぐ自衛隊の中東派遣を中止するべきだ」と声をあげました。
主催者を代表して、「戦争をさせない1000人委員会」の藤本泰成さんがあいさつしました。中東情勢をめぐり、「絶対に武力行使をしてはいけない」と強調。「中東に自衛隊を派遣させるわけにはいきません。私たちは憲法9条のなかで、絶対に戦争はしないと決意してきました。大きな声をあげていこう」と力を込めました。
ドイツ文学者・翻訳家の池田香代子さんをはじめ、さまざまな立場の市民4氏がスピーチしました。
日本国際ボランティアセンター(JVC)の今井高樹代表理事は自衛隊の中東派遣にふれ、「有志連合に参加しないというが、現地から見れば、米国と軍事行動していると見えます。日本政府に、憲法9条をもつ国として軍事ではなく話しあいでの解決をと働きかけていきたい」と語りました。
野党から、日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の菅直人衆院議員がスピーチしました。